• すべての利用者へ標準予防策を基本とし、手指衛生と清潔・不潔の区分を手順化する
  • 鍼・器具は製品表示と法令・指針に従い、単回使用品を再使用しない
  • 針刺し、血液・体液曝露、廃棄、体調不良、事故時の対応を記録・教育する

鍼灸院の衛生管理は、見た目の清潔さだけではありません。手指、鍼、皮膚、施術台、リネン、廃棄物を、接触する順番に沿って管理し、誰が担当しても同じ手順になるようにします。

標準予防策を基本にする

結論感染症の申告有無だけで分けず、血液・体液等には感染性があり得る前提で対応します。

厚生労働省の医療機関等における院内感染対策も基本的な考え方の参考になります。問診で感染症を聞くだけに頼らず、全員へ一貫した手指衛生と物品管理を行います。

手指と鍼の管理

結論施術前後と汚染物接触後に手指衛生を行い、清潔な鍼先・刺入部へ触れない手順を守ります。

あはき法施行規則と製品の使用方法を確認します。単回使用の鍼は再使用せず、開封時点、置き場所、使用済み容器への廃棄まで手を逆流させない設計にします。

環境・リネン・廃棄

結論高頻度接触面、施術台、枕、タオルを利用者間で管理し、使用済み鍼は耐貫通容器へ直ちに廃棄します。

清潔なリネンと使用済みを分け、床やベッドへ置きません。廃棄物の区分・委託は所在地の自治体と処理業者へ確認します。容器を過充填せず、利用者が触れない位置へ固定します。

針刺し・曝露への備え

結論事故直後の洗浄、報告、受診・評価、記録、再発防止を連絡先とともに決めます。
  • 針刺し・血液曝露時の初動手順
  • 連絡責任者と受診先
  • 事故記録と本人情報の管理
  • リキャップ等の危険行為の禁止
  • 廃棄容器の交換基準

事故を隠さない文化と、責任追及より手順改善を優先する運用が必要です。

施設と教育

結論手洗い、換気、消毒設備、清潔な保管を整え、採用時・定期・事故後に手順を確認します。

あはき法に基づく施術所として、自治体の構造設備・衛生指導も確認します。チェック表だけでなく、実際の動作を相互に観察して改善します。

まとめ

結論衛生管理は手指・鍼・環境・廃棄・事故対応を一つの動線にし、継続教育で再現します。

開業準備は鍼灸師の開業記事、仕事内容はキャリア情報を参照してください。